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ピックルボールについて

ピックルボールとは?

ピックルボールは、アメリカで1965年に生まれた、テニス、バドミントン、卓球の要素を組み合わせたスポーツ。バドミントンコートと同じ広さのコートで板状のパドルを使い、穴のあいたプラスチック製のボールを打ち合うスポーツ。他のスポーツに比べ、習熟難易度が低く、老若男女問わず楽しめる。一方プロの試合は、パワー、スピードだけでなく戦略的側面が重要で奥の深いスポーツといえる。

パドルをもって一人で練習に参加すれば、様々な人とランダムにペアを組んでプレーするのでたくさんの人と友達になれる社交的なスポーツ。

ピックルボール日本連盟のミッションは、国際大会の開催、ピックルボールの普及活動を通しピックルボールの楽しさを伝え、人のつながりを促進するインクルーシブな文化を育み、多様性に富んだ幸福度の高いコミュニティーを実現することです。

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ルールの豆知識

  1. サーブ: サーブは1回のみ。アンダーハンドで、ウエストラインより下で打たなくてはいけません。相手コートの対角線にあるサービスエリアに打ちます。サーブはキッチンラインを越えなければなりません。ネットにふれても(レット)キッチンラインをこえればOKなのでプレーを続けます。

  2. 得点方法: サーブ側のみが得点を取ることができます。相手がボールをミスした場合、サーバーに1点が入ります。11点先取。

  3. ツーバウンドルール: サーブ後、相手はボールをバウンドさせてリターンし、サーバーもバウンドさせてリターンしなければなりません。その後は、ボールをボレーすることができます。テニスのサーブアンドボレーはできません。

  4. キッチンルール(ノンボレーゾーン): ネットの両側にはキッチンといわれるノンボレーゾーンがあります。このエリア内ではボレーはできません。キッチンラインでボレーしたあと、勢い余って足をふみいれてもフットフォルトになります。ワンバウンドして打つ時にはいつでもキッチン内に入っても大丈夫です。

  5. 「ドロップショット」テクニック: ピックルボールは前(キッチンライン)にでてプレーすることが圧倒的に有利なスポーツで前にでることが重要です。上級者のピックルボール戦略として、前に出る(キッチンラインに立つ)ための「ドロップショット」があります。ボールをキッチン(ノンボレーゾーン)に軽く落とし、相手に強打を許さないようにする技術です。

ピックルボールの起源と名前の由来 

 

ピックルボールの誕生: 1965年、アメリカのワシントン州べインブリッジ島で、家族が退屈しないようにとジョエル・プリチャード議員と友人のビル・ベル、バーニー・マーコムの3人が考案。使い古したバドミントンコートで遊び始めたのが始まりです。

名前の由来: 名前はジョエル・プリチャードの妻が、競技用ボートレース(Rowing)用語の「ピクルボート」から着想を得て名付けたと言われています。ピクルボートとは、レースで他のボートから取り残された余った選手が漕ぐ混成ボートのこと。

スポーツのルールがテニスやバドミントン、卓球などからの要素を組み合わせて作られているため、そのように名付けられたという説です。もうひとつの説では、ピックルボールを考案したジョエル・プリチャードの家族の犬「ピクルス」にちなんで名付けられたという説です。この犬が試合中にボールを追いかけるのが好きだったため、その名前がスポーツの名前に採用されたと言われています。

しかし、最近ではピクルボート説が正しいと言われています。ピクルスという犬はいましたが、1968年、ピックルボール誕生の3年後に飼い始めたそうです。より詳しい説明帆船競技において、ピックルボートとはレースで最後にゴールする船を指します。この言葉は、漁船団の慣習に由来しており、船団の中で最後に港に戻る船が、海上で漁獲を塩漬け(ピクルス処理)していたことから名付けられました。この由来から、競技用のボートレースにおいても「ピックルボート」という名前がつけられました。

レースでは、1番艇、2番艇、3番艇がペアを組んで対戦しますが、全ての選手に参加の機会を与えるため、最後のレースで「余り物」の選手たちがチームを組むことになり、それがピックルボートです。

ピックルボールの発明はシアトルのプリチャード一家により、「テニス、卓球、バドミントン、プラットフォームテニスの『余り物』」を組み合わせたゲームとして考案されたと言われています。ピックルという犬は、ゲームが創造された数年後に登場したもので、ゲームの名前の由来ではありません。

統計とデータ

 

最も急速に成長するスポーツ: ピックルボールは、2020年代にアメリカで「最も急成長しているスポーツ」として報じられました。

USA Pickleballの統計によると、2020年から2023年にかけて158.6%の成長を遂げています。全米でのプレーヤー数: 競技人口としては、2024年度で1360万人を記録しました。過去3年間で223.5%の増加となっています。

ピックルボールプロフェッショナル協会統計によると、ピックルボールを一回でもプレーしたことのある人は、2022年で3650万人、2023年は4830万人といわれています。アメリカに住む6人に一人がプレーしていることになります。

日本でのプレーヤー数:2023年には3000人、2024年4月時に5000人といわれていたのが、2024年度メディアの露出も多くなり、12月には1万人、2025年1月時点で2万人と書いている新聞もありました。

ピックルボールのマーケット:世界におけるマーケットサイズは2023年度に14億7000万ドル(約2300億円)、2030年には29億1000万ドル(4500億円)になると予想されています(Maximize Market Research PVT.LTD.調べ)

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